京都の藤棚でナンバーワンの物量を備えるのが、京都市の下水道処理施設である鳥羽水環境保全センターです。
その長さは120メートル。
頭上全てが藤で埋まります。
頭上全てが藤でもレア度が上がるのに、こちらの藤棚は公開期間があまりにも短い点でさらにレア度が上がります。なんと、1年に4日間しかありません。
それほど外国人には知られていないのか、訪れるのはほぼ日本人です。

藤棚の特徴は?

藤の圧倒的物量です。藤に囲まれたい方は是非。京都通なら一度は訪れてみたいスポットになります。
藤棚圧巻の120メートル
藤棚は120メートル続きます。
本当に藤のトンネルをくぐっているような気分になれます。
普通は、藤棚って一角を占めるぐらいですが、それがトンネルになっているのだから、すごいです。
是非、藤の回廊を歩いてみて下さい。
アンケート、クイズに答えると色々なグッズがいただける
鳥羽水環境保全センターの藤棚公開は公共の下水道施設の普及キャンペーンの一環のようです。
だから、施設内には下水道に関するアンケートをとっている場所がいくつかあります。
また、下水道施設に慣れ親しんでもらうために、下水道に関するクイズなども出されています。
例えば、
『浄水処理された下水はその後どのように処理されるか?』
というクイズがあり、答えは
『淀川に流される』
でした。
この他にも、水の使われ方クイズなどもありました。
家庭の水道使用量の40%はお風呂での利用だそうです。
こんな、豆知識まで得ることができます。
もらったグッズですが、水切りネット、入浴剤、ポケットウェットティッシュです。
この他に、京都市の水道水を詰めた『今日のかがやき疎水物語』なるアルミボトル缶もクイズ、アンケートとは関係なしにいただけました。
見学無料なうえに、色々なグッズまでいただける鳥羽水環境保全センターの一般公開。
かなりお得です。
開催期間は一年の内4日間
レア度が高くなるのは、開催期間が短いからです。
開催期間はかなり短いです。
2019年度では、4月19日の見学会と、4月26日~4月28日の4日間しか開催されていません。
是非、この期間に京都を訪れる方は検討されてはいかがでしょうか。
構内は下水道処理施設だけあって少し匂う
構内は下水道処理施設だけあって、それなりに嫌な匂いがあります。
まさに下水の匂いです。
藤棚がその横にあるので、匂いが気になる人はいるかもしれません。
その点は、ご注意下さい。
構内広すぎて循環バスがある
駐車場から藤棚まではかなりの距離があります。
そこで、丁寧にも駐車場と藤棚を結ぶバスが運行されています。
ただ、構内はおそらく皆さんの想像以上に広いのでバスでも5分もかかります。
構内に循環バスが走ってるって、少しワクワクしませんか。
バスの車窓には、下水処理施設の風景が流れていきます。
下水処理施設なんてそうそう見るものではないので、これはこれで面白いです。
カフェや軽食売り場もあります
施設内にはカフェや軽食コーナーがあります。
飲み物系では、なかなかないキャッチコピーを見ることができます。
『水道水をふんだんに使用しました。』
天然水なら聞いた事ありますが、水道水をふんだんに使ったカフェは聞いた事がありません。
非常に面白いものがありました。
他にも、唐揚げとかおにぎりとかを売ってます。
色々な下水道事業PRコーナーがあります
足湯コーナーだったり、下水道事業PRコーナーだったり、色々な展示物を見ることができます。
これを機に、下水道知識を蓄えてみては。
せせらぎ広場という庭も綺麗ですよ
ほとんど立ち寄る人もいないのですが、せせらぎ広場という庭も結構綺麗です。
大きな灯籠があり、石が整然と配置されています。
この施設の常連さんは、この前のオープンスペースで弁当を食べていました。
下水処理施設から少し離れているため、ここまでは匂いが来ないのもお弁当を食べやすい理由になっていると思います。
この場所もおススメです。
アクセス
最寄り駅は、地下鉄烏丸線竹田駅になります。
徒歩では27分ですが、あまり現実的ではありません。
竹田駅西口から直通バスが出ています。
また、京都駅八条口からも直通バスが出ています。
京都駅からは、京都駅八条口からのバスが便利だと思います。約30分程度です。
駐車場、駐輪場
公共交通機関での来場を推奨されていますが、無料駐車場はあります。
それなりの台数を停められるくらいには広いです。
バイク用の駐輪場も同じスペースにあります。
こちらからは、先ほど申し上げた通り、無料直通バスで五分で藤棚に着くことができます。
一応、詳しい駐車場入り口を示しておきます。
近辺寺社
城南宮

車で3分。
四季折々の花を見ることができる庭園があります。
城南宮の藤も有名です。
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