桜を独り占めしたいけれど、どこも人がいっぱい。
だから、ガイドブックに載っていない桜の名所に行きたい。
そういう人の為にうってつけの場所があります。
一番のおススメは平安郷になりますが、あまりに期間限定過ぎてお勧めできる期間が短すぎます。

桜の期間中ずっとおすすめできるのが、こちらの水火(すいか)天満宮です。
おそらく、境内が小さいのでガイドブックに載らないのだと思います。
キャパがないので紹介しづらく、今後も知る人ぞ知る桜スポットになり続けるものと思われます。
そのためか、人は少ないです。
しかし、小さな境内には枝垂桜が満開です。
境内いっぱいの枝垂桜といっても過言ではないでしょう。
枝垂桜独り占めしませんか?

水火天満宮の特徴は?

とにかく、境内が小さいです。しかし、その小さな境内に枝垂桜が2本。さらには、御利益のある石、井戸水等かなりバラエティーに富んだものがあります。山椒は小粒でもピリリと辛いを体現したような神社です。
本殿を覆うような枝垂桜が見事です
水火天満宮の境内は非常に小さいです。
しかし、小さいながら枝垂桜は2本もあります。
しかも、それぞれがかなりしだれています。
そして、奥の枝垂桜は本殿を覆うように桜を咲かせます。
枝垂桜を身近に感じたいなら、ここは一番に上がってくると思います。
それくらい、桜に接近でき、しかも身近に感じる事ができる桜の名所になると思います。
4つある天満宮発祥の地の1つです
日本最初がなぜ4つあるんだというつっこみはなしです。
寺社にはえてしてあることです。
水火天満宮は、日本最初の天満宮であると称しています。
天満宮の御祭神は菅原道真公です。
水火天満宮自身の御由緒書きによると以下の理由に基づきます。
『天皇の勅命にて信号を賜り、天満宮とした事』と、『初めて道真公の神霊を勧請した事』によります。
日本最初の天満宮と称する中で、天皇公認の天満宮という条件の下では最初になります。
ややこしいですが、日本最初と言っても良いような条件はそろっています。
天満宮なのに牛がいない
天満宮と言えば、牛です。
道真公と牛には少なからぬ縁があるからです。
他の天満宮系が手水舎が丑だったり、牛が飾られていたりするのですが、それが水火天満宮にはありません。
牛がないことが珍しいです。
道真公の神霊が降り立った石あり
水火天満宮には、道真公が降り立ったと言われる石があります。
ざっくり説明すると、雷雨が鳴り、鴨川が氾濫した時に僧が祈ったそうです。
すると、川面が二つに割れ、この石が出てきて、その上に道真公の神霊が現れました。
その後その神霊は、天に上がり雲間に消えたが雷雨もやんだそうです。
その時の石が、この登天石です。
水面が二つに割れるという表現はどこの神話にもあるんですね。
まさに玉子のようにつるりと産める祈願石
こちらの石は玉子神石といいます。
妊娠五か月目以後にこの石に触れて祈願すると玉子のようにつるりと産まれると言われています。
近づいて神石を見ると本当につるりとした姿をしています。
みんなに触られたのか、かなり摩耗している気がします。
実際に見て頂くと、本当につるりと産まれる利益を感じてもらえると思います。
眼病に効く、出世するなど他にも御利益あり
眼病に効くと言われているのが、こちらの金龍水です。
眼病に効くという所以は、一度も渇水したことがなく、濁ることもなく水質良好であったことによるものです。
飲んでいいとは書いてないので、飲んでいいのかは分からないです。
こちらは、出生石になります。
出世祈願の石として信仰を集めているそうです。
成立は、近年に出世した人が寄進したとのことです。
ちょっと、弱い感じがします。
アクセス
最寄り駅は、地下鉄烏丸線鞍馬口駅です。
徒歩11分になります。
バスの最寄り停留所は天神公園前です。
市バスでは9、12が停まります。
京都駅からは桜の時期以外は、市バス9系統でいいと思います。
この9系統は二条城前を通ります。
この通りは堀川通というのですが、二条城前だけ急に二車線に狭まるために混みます。
桜の時期は、動かなくなる危険性もあります。
その時期だけ、鞍馬口から徒歩を選択した方がいいと思います。
しかし、二条城前を通るので、その景色は是非見て頂きたいと思います。
バスに乗るなら、左側座席に乗ってください。
二条城を見ることができますので。
駐車場
駐車場はありません。
ただ、真横にコインパーキングあるので、そちらをお使いください。
一緒に行ける寺社
晴明神社
安倍晴明を祀ったかなり人気の神社になります。
詳しくはこちらをご覧ください。

水火天満宮までは徒歩で13分。
バスでしたら、一条戻橋・晴明神社前から9、12系統に乗車し9分でつきます。
関連神社
天満宮と言えば、やはり北野天満宮ですね。

天満宮系の総本社です。
また、長岡天満宮も外せません。

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